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五十三足で国を歩いた巨人の足跡

所在地千葉県長生郡長生村
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第5巻

どんな伝承か

昔々の大昔、日本には雲を突くほどの巨人がいて、全国を五十三足で歩いたという。鶴枝村のあたりではデイデッポ、日吉村桜谷のあたりではデイデップシと呼び、栃木ではデイデンボメというそうだ。アイヌ語で巨人の意だともいわれる。この郡には足跡が三、四か所ある。鶴枝村上永吉区では字船木の山腹に十坪ほど、同村立木区では字岩根谷に二十六坪ほどの窪みが、いずれも足跡の形に凹んでいる。水上村刑部区の八坂神社の麓には小さな池があり、里人はこれをデイデップシと呼ぶ。日吉村には「味庄八反目デイデッポ」という俚言があり、これも足跡を指すのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第5巻』は、叢書「日本伝説大系」の一巻をなす伝説資料集である。埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の伝説を扱い、二つの太陽、蹴裂明神、ダイダラボッチ、平将門、源頼朝、豪徳寺の招き猫、黒塚、山の背競べ、親捨てなどの話ごとに、口承を重んじて選んだ例話を掲げる。各項は例話に〔類話〕〔文献〕〔参考〕を添え、類話は伝承地ごとに梗概で示し、文献は近世以後の史料を原文で抄出し、柳田・高木の分類による話型名を併記する。

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