大みそかに千人を容れる千人堂
どんな伝承か
姫島の観音崎、切り立った断崖の上に小さなお堂が建っている。観音堂であるが、島の人は千人堂と呼ぶ。ふだんは狭い堂にすぎないのに、大みそかの夜だけは不思議な力を持ち、借金取りに責められて逃げ込む者があれば、たとえ千人であってもみな中に入ることができるのだという。年の瀬に追われた者をかくまう堂として語り伝えられてきた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。