銀杏の梢に揚げる綾部の麻旗
どんな伝承か
綾部八幡神社では毎年七月十五日に旗上げの行事がある。九千部山の隆信沙門が風水害を防ぐため法華経一万部の読誦を祈願したことに由来するという。もとは二・六メートルもの旗を上げたが、いまは銀杏の梢に三五センチほどの麻の旗を上げる。旗は一四歳未満の少女か六十歳以上の老女が一夜のうちに織り、長さ十八メートルの竹竿の先に付けて、さらに三八メートルの大銀杏へ揚げるのだと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。