朝のうちに掘られた朝の間池
どんな伝承か
昔この村に伯賢という大男がいた。医者の名だともいい、日に三升の飯を食う大食漢だったが、田を耕すのが上手で村人を助けていた。働きに出るとき飯櫃を持って行くので、お前が働くのではない飯が働くのだと言われると、飯櫃を木に結びつけて自分は昼寝をしてしまった。縄をなえと命じられれば小屋に入りきらぬ大縄をない、真っ直ぐ田を働けと言われれば博多まで真っ直ぐ耕したという。朝の間池は彼が朝のうちに掘った跡だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。