法蓮上人に宝珠を捧げた神竜
どんな伝承か
英彦山の玉屋神社には、玉屋の泉と呼ばれる湧き水がある。その昔、法蓮上人がそばの岩窟に十二年のあいだ籠もり、如意宝珠を得たいと祈り続けたところ、この場所に霊験ある泉が湧き出し、さらに神竜が姿を現して宝珠を捧げたと伝えられる。玉屋という名も、この言い伝えから起こったのだという。泉の水は、天下に異変が起ころうとするときには濁ると言われてきた。
原典より
昔、法蓮上人が岩窟に一二年間こもって如意宝珠を得ようとして祈ると、ここに神泉が湧き、神竜が宝珠を捧げて現れたと伝え、玉屋という名もこの伝説に基づく。—— 日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。