杖を梯子に礼をした雷
どんな伝承か
ある夏の夜、ものすごい雷が鳴って解脱寺の庭に落ちた。和尚が庭へ出てみると、雷は地面に落ちたまま天へ帰りたそうにしていたが、登るすべがない。和尚が杖を石の上に立ててやると、雷はそれを梯子にして天へ上っていった。翌日ひとりの男がやってきて、昨日の礼にと言って井戸を作っていった。それが雷井戸だと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。