吉木村の船材と息長太神宮の石
どんな伝承か
築上郡吉富町に伝わる石の話である。神功皇后が新羅へ発つとき、船材を吉木村から運ばせ、自らこの石の上に立って軍船の造営を監督したことから名づけられたという。『豊前志』は、上古に皇后がこの石の上に現れたので吹出浜に斎き祀り、息長太神宮と称したと伝える。また別の記には、宇佐郡船木山の木で船四十八艘を造らせた折に御船を繋いだともいい、いずれが真とも定めがたいと記す。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。