トップ > 宮崎県の伝承 > 高千穂町

鬼八眠らせ祭りとささふり神楽

所在地宮崎県西臼杵郡高千穂町(千々が窟)
年代伝承(口承)
登場三毛入野命、阿佐羅姫、田部左大臣、富高右大臣、甲斐宗摂、鬼八を退治した神、鬼八にさらわれた女、命の家来、岩井川城主
出典日本伝説大系 第14巻

どんな伝承か

『宮崎の神話伝説』によれば、三毛入野命は水面に映る美しい女の姿を見て、それが鬼八にさらわれた阿佐羅姫だと知り、返すよう命じた。鬼八が従わないので、田部左大臣と富高右大臣が四十四人の家来を率い、千々が窟を七日にわたって攻めた。鬼八は術を使って二上山を出て阿蘇へ逃げたが、結局あららぎの里に戻ったところを斬られる。死骸を八尺の石で押さえても一夜で元に戻るため、頭を東光寺、胴を一の祝、手足を尾羽根に分けて葬った。それでも霊が地下でうなるので少女を供えることになり、鬼八眠らせ祭りとささふり神楽が行われた。戦国期に岩井川城主甲斐宗摂が猪を供えることに改め、これがししかけ祭りだという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第14巻』は、熊本・宮崎・鹿児島の三県に伝わる伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。阿蘇の大鯰や海幸山幸など神話に連なる話から、為朝・景清・人丸姫の伝承、長者や河童・狐の話、池の主や大蜘蛛退治、狩人と犬の話までを収める。各項目は口承を重んじた例話を冒頭に据え、梗概にした類話と、『肥後国誌』など近世以後の史料を原文で引く文献を続け、全体を文化叙事伝説と自然説明伝説の部に分ける。

種別から探す

鬼八御毛沼命人身御供

高千穂町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本伝説大系 第14巻』の伝承