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長寛二年の大塚合戦と為朝

所在地宮崎県宮崎市大塚町
年代伝承(口承)
登場源為朝、土持栄妙、日向へ攻め入ったと伝わる武将、日向方の大将
出典日本伝説大系 第14巻

どんな伝承か

『延陵世鑑』は、長寛二年甲申の春、鎮西八郎為朝が大隅と薩摩を攻め従えたのち日向へ向かったと記す。日向では土持冠者栄妙を大将に、嫡男の通綱、その子の惟綱らを主だった兵として、宮崎郡大塚の戦場に陣を構え、数日にわたって防ぎ戦ったが、敵が多勢であったためついに和睦して従った。為朝は日向で二十三度の合戦を重ね、三年のうちに九州を攻め従えて、みずから筑紫総追捕使と号したという。このときの戦死者を葬った大きな塚が二つあり、それゆえこの地を大塚と呼ぶのだと伝える。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第14巻』は、熊本・宮崎・鹿児島の三県に伝わる伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。阿蘇の大鯰や海幸山幸など神話に連なる話から、為朝・景清・人丸姫の伝承、長者や河童・狐の話、池の主や大蜘蛛退治、狩人と犬の話までを収める。各項目は口承を重んじた例話を冒頭に据え、梗概にした類話と、『肥後国誌』など近世以後の史料を原文で引く文献を続け、全体を文化叙事伝説と自然説明伝説の部に分ける。

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