大根の実る頃に涸れる妙見川
どんな伝承か
御崎から北へ一里あまり行った竹尾の地に妙見が鎮座する。その社地の左右には二つの川が流れている。不思議なのは、この地で大根が実る時季になると、両方の川は上流も下流も水を満々とたたえて流れているのに、社前から十丁ほどの区間だけは水が減って涸れ、石の川原になってしまうことである。水は川底を潜って流れているのだという。そして大根を取り入れたあとには、もとのように水が溢れて流れるようになると記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。