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四十八人で大根をかんだ辛味おろし

所在地千葉県成田市赤荻
年代不明
登場村人、語り手
出典成田市史 民俗編――昔話・伝説

どんな伝承か

赤荻はもと四十八軒しかない小さな集落であったという。あるとき人が来たものの、大根をおろす道具、この土地でからみおろしと呼ぶ器がどの家にもなかった。そこで四十八人が総出で大根を口に含んで噛み、噛みおろしたものを客に食べさせたと伝わる。語り手も子ども心にちょいと聞いた話だとことわっており、赤荻の戸数の少なさを笑いに転じた土地の笑話である。

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出典の文献について

成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史)

『成田市史 民俗編――昔話・伝説』は、成田市が編んだ市史の民俗編のうち、口承文芸の節を収めたものである。昭和五十二年から五十四年にかけての聞き書きをもとに、話者の一覧表を掲げ、喰わず女房や猫の踊などの昔話二十六話、多古の殿様などの笑話二十二話、七不思議・巨人・塚・坂・主の話など成田の伝説十二項を載せる。昔話と笑話の題には『日本昔話集成』の型番号を付し、語り始めの句や語りの場の解説を添え、末尾に世間話の節の冒頭を収める。

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