甘酒
どんな伝承か
嫁の家へ行った婿が、麹で作った甘酒があまりに旨かったので、夜寝てから戸棚に上げてあった甕へ首を突っ込んで飲んだ。ところが甕から首が抜けなくなり、困ってどこかへ這い出した。折しもその家の主人が便所へ降り、紙が無かったので石で尻を拭き、その石を投げたところ、石が甕に当たって甕が割れ、婿はようやく首を抜くことができたという。芝の長谷川義雄が語った落とし話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史・自治体史(民俗))
『成田市史 民俗編』第2節所収の昔話・笑話・伝説。千葉県成田市に伝わる口承を採録する。