団子
どんな伝承か
使いに行った先のおばの家で団子を御馳走になった子が、家でも作ってもらおうと名を尋ね、「団子だ」と教わった。帰り道に忘れまいと「団子、団子」と唱えて来たが、田んぼのあぜ道を「ヘンコラショ」と言って飛び越えたはずみに、唱え言葉が「ヘンコラショ」に変わってしまった。家に帰って母に「ヘンコラショを御馳走になった、こしらえてくれ」と言うと、そんな物はないと火吹き竹で頭を叩かれ、「痛た、顔に団子のような瘤が出来た」と言ったので、母が「それが団子だ」と答えたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
成田市史 民俗編――昔話・伝説(成田市(編)・成田市史・自治体史(民俗))
『成田市史 民俗編』第2節所収の昔話・笑話・伝説。千葉県成田市に伝わる口承を採録する。