ドブロク招待が神算だった千葉行
どんな伝承か
昭和十九年、岡本天明のもとへ求道上の先輩高田集蔵が訪れ、今度は自分が一献差し上げられそうだと告げた。聞けば清酒ではなく濁酒で、千葉県印旛郡の小川源一郎宅まで飲みに行かねばならぬという。岡本は乗り気になり、公休と事前申告の手続を踏んで下総松崎行きの切符を手に入れた。ところが前日の九日、先客に濁酒を飲まれてしまい招待は流れる。そのとき岡本は、先に森崎が知らせてくれた麻賀多神社の所在が印旛郡公津村だったことを思い出し、地図で調べると小川家も同じ公津村にあり、しかも小川は村長だと判明した。酒を餌に神が引き出した神算だったと後に悟る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本神異見聞伝(笠井鎮夫・昭和40年代(推定))
霊界からの賞罰覿面(日本神異見聞伝)/天狗・竜神の憑依と霊界通信/神霊による人生指導/神隠しと予言/各地の神異・霊異見聞