しいれ咳に効く石祠お茶ずきばあさん
どんな伝承か
穂坂町宮久保の字横手、小字デンデンの雑木林の中に小さな石塚があり、その中に人形を彫った高さ十二、三センチほどの三角形の石祠がある。地元の人々はこれを「お茶ずきばあさん」と呼んでいる。子供がシイレ咳にかかったとき、村人がこの祠に茶を供えて祈願すると、完全に治るといわれている。そのためこの祠の前には、いつも茶呑み茶碗がいくつか供えられているという。
原典より
宮久保字横手小字デンデンの雑木林の中に小石塚があり、中に人形を彫った高さ十二、三種の三角形の石ぼこらがある。—— 韮崎市の民話伝説(韮崎市教育委員会・1967年(昭和42年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
韮崎市の民話伝説(韮崎市教育委員会・1967年(昭和42年))
『韮崎市の民話伝説』は、韮崎市教育委員会が昭和四十二年に発行した民話・伝説集である。韮崎・円野・中田・穴山・藤井・神山・穂坂・清哲・旭・大草・竜岡の十一町で民俗資料調査員が集めた百六十八話を収め、武田信玄・勝頼や鎮西八郎為朝、弘法大師の話、山の神のたたりや化かされた話などに話者名や『裏見寒話』などの出典を添える。巻頭に昔話と伝説の解説を置き、本文を木・石・水・塚・坂峠・山・谷沢・屋敷跡城址・祠堂・その他の十部に分ける。