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総髪を守る和田の七人組と常門神社

所在地山梨県大月市七保町下和田(常門神社)
年代不詳
登場相馬小太郎常門
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

山梨県北都留郡七保村の和田(現大月市七保町)は山深く入った小さな集落で、将門の子孫を称する「七人組」がいた。かつて十四戸のうち七戸が七人組と名乗り、皆が総髪にしていて、総髪を嫌って月代に剃れば必ず死ぬと戒めたという。氏は相馬氏で家紋は放れ馬。集落には常門神社があり、祭神は将門の二男という相馬小太郎常門で、旧神官も相馬姓で常門の末裔とされる(北都留郡志・甲斐国志)。『平将門故蹟考』のいう和田の鎮守がこれにあたるらしく、神体は七仏を刻んだ鏡だという。今も将門の五輪塔や、相馬の氏神と九曜を紋とする卯月の氏神が残っている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・1966年(昭和41年))

『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』は、梶原正昭と矢代和夫が一九六六年に著した平将門の伝説の研究書である。茨城県岩井町をはじめ各地の伝説地の踏査と、縁起・古記録・地誌をもとに、将門の怨霊と調伏、七人の影武者、子の良門や娘の如蔵尼、寵妃桔梗ら落人の行方、後裔を名告る家々、伝説の伝播と文芸化をたどる。序章と三篇からなり、巻末に青森県から鳥取県までの伝説分布と、寺社縁起など関係文献の抄録を附録として付す。

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