姓名判断による母子服毒心中事件
どんな伝承か
一九五六年六月五日に起きた母子服毒心中事件。原典によれば、その二年前の六月四日、東京都下北多摩郡大和村蔵敷で十四歳の少女が医師の誤診で疫痢をジフテリアと診断され、翌日亡くなった。七月十日の三十五日の法要の日、姓名判断を布教の方便として用いていた新宗教団体RK会の北多摩支部長らが少女の家に上がり込み、「姓名判断から夫は二年後に死亡する」と予言して入信を勧め、夫妻は入信した。二年後の少女の祥月命日に当たるこの日、支部長の暗示にかかった母親が心労から長男を道連れに青酸カリで心中したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大予言の嘘——占いからノストラダムスまで その手口と内幕(志水一夫・オカルトの嘘・1991年(平成3年))
『大予言の嘘――占いからノストラダムスまで その手口と内幕』は、志水一夫が平成三年に著した、占いと予言の内幕を検証する本である。第一部「占いの嘘」ではインチキ占い師の手口や霊感商法、天中殺と大殺界、占星術、姓名判断や易を取り上げ、第二部「“大予言”の再検討」ではノストラダムス予言の解釈の出所と誤りを文献をたどって論じる。霊言版ノストラダムスを扱う番外篇、前著『UFOの嘘』のその後を記す付篇、関連研究団体の一覧、あとがきを付す。