天中殺を信じた秦野の殺人事件
どんな伝承か
1979年10月24日、神奈川県秦野市で殺人事件が起きた。妻が医師からガンを宣告されたことを機に、夫が妻の首を絞めて殺害し、自らも間もなく自殺したのである。二人が信じていた「算命占星学」によれば、結婚した日は夫婦ともに「天中殺」という凶日にあたり、二人の生まれ自体も「宿命天中殺」と呼ばれるものだったという。夫はこれにより、妻のガンはもう逃れられない運命だと思い込んでしまったことが、事件のきっかけになったとされる。担当医によれば、そのガンは早期治療で十分治せる程度のものだったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大予言の嘘——占いからノストラダムスまで その手口と内幕(志水一夫・オカルトの嘘・1991年(平成3年))
『大予言の嘘――占いからノストラダムスまで その手口と内幕』は、志水一夫が平成三年に著した、占いと予言の内幕を検証する本である。第一部「占いの嘘」ではインチキ占い師の手口や霊感商法、天中殺と大殺界、占星術、姓名判断や易を取り上げ、第二部「“大予言”の再検討」ではノストラダムス予言の解釈の出所と誤りを文献をたどって論じる。霊言版ノストラダムスを扱う番外篇、前著『UFOの嘘』のその後を記す付篇、関連研究団体の一覧、あとがきを付す。