日本橋に現れた高島本家の易者
どんな伝承か
昭和一桁のころ、日本橋に高島本家と大看板を掲げ、新聞広告まで打って繁盛している易者がいた。あまりに目に余るというので、麹町紀尾井町で私塾を開いていた高島徳右衛門が、どんな男かと訪ねてみた。すると相手は、ご宗家にわざわざご来駕を賜り身に余る光栄です、手前は高島モトイエと申す不束者、以後お見知りおきを、と仁義を切ってきたので、徳右衛門は呆れて口も塞がらなかったという。風俗研究家で童話作家の石川雅章が、徳右衛門から直に聞いた話として書き残している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大予言の嘘——占いからノストラダムスまで その手口と内幕(志水一夫・オカルトの嘘・1991年(平成3年))
『大予言の嘘――占いからノストラダムスまで その手口と内幕』は、志水一夫が平成三年に著した、占いと予言の内幕を検証する本である。第一部「占いの嘘」ではインチキ占い師の手口や霊感商法、天中殺と大殺界、占星術、姓名判断や易を取り上げ、第二部「“大予言”の再検討」ではノストラダムス予言の解釈の出所と誤りを文献をたどって論じる。霊言版ノストラダムスを扱う番外篇、前著『UFOの嘘』のその後を記す付篇、関連研究団体の一覧、あとがきを付す。