朝日に光る薄の鏡岩
どんな伝承か
小鹿野町の両神薄、寺平に鏡岩がある。高さは二十四、五丈、幅は三十丈ほどの大岩で、朝日を受けて光ることからこの名で呼ばれるという。『新編武蔵風土記稿』巻二六一の記事によるもので、原典にはこれ以外の伝承は記されていない。
原典より
高さ廿四五丈、巾三十丈ばかり。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 上(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 上(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)
『埼玉県伝説集成――分類と解説 上』は、韮塚一三郎が埼玉県内の伝説を類型ごとに集めて編んだ伝説集の上巻である。片目の魚、化かす狐や狸、松・杉などの樹木、石や岩、ダイダラ坊と山、清水・渕・池・井戸にまつわる県内各地の伝説を、郷土誌や地誌、『埼玉史談』などの文献と、地元の資料提供者や話者の報告から採って収める。各話に所在地と出典を添え、話型ごとに〈解説〉を置いて全国の類例と信仰の背景を論じ、[参考]文献を挙げる。