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比丘尼の牛を鎖で捕らえた秀宥

所在地埼玉県幸手市大字内国府間(比丘尼沼)
年代伝承
登場秀宥、正福寺中興の僧(法力で牛を捕らえた)
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 上

どんな伝承か

比丘尼沼は幸手宿と内国府間の入会の地にある。昔、比丘尼が大きな牛に乗って現れ、災いをもたらした。そこで正福寺を中興した秀宥が法力でその牛を捕らえ、鎖でつないで災いを除いたという。正福寺に伝わる什宝の華鬘は、その牛をつないだ鎖を鋳直して作ったものと伝えられる。『新記』巻一八に見え、柳田国男「八百比丘尼」にも収められている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 上(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成――分類と解説 上』は、韮塚一三郎が埼玉県内の伝説を類型ごとに集めて編んだ伝説集の上巻である。片目の魚、化かす狐や狸、松・杉などの樹木、石や岩、ダイダラ坊と山、清水・渕・池・井戸にまつわる県内各地の伝説を、郷土誌や地誌、『埼玉史談』などの文献と、地元の資料提供者や話者の報告から採って収める。各話に所在地と出典を添え、話型ごとに〈解説〉を置いて全国の類例と信仰の背景を論じ、[参考]文献を挙げる。

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