宝幢寺の阿弥陀如来
どんな伝承か
千葉市幕張町にある宝幢寺の阿弥陀如来は、治承三年正月に千葉常胤が幕張の海中から見つけ出したものと伝えられている。このとき常胤は二体の阿弥陀如来を得たので、幕張に阿弥陀寺と海隣寺を建ててそれぞれを祀ったが、阿弥陀寺は明治五年に宝幢寺へ合併された。海隣寺は後に千葉康胤が佐倉の将門山へ城を移した際、同じく佐倉へ移されて今も残っているという。
原典より
この寺にある阿弥陀如来は、治承三年正月千葉常胤が幕張の海中から発見したものという。—— 千葉市の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
千葉市の伝説(平野馨)
『千葉市の伝説』は、平野馨が千葉市内に伝わる伝説をまとめた文章である。日本武尊と弟橘媛、行基、千葉氏の祖と天女、源頼朝、徳川家康・家光にまつわる話を中心に、神社仏閣・塚・泉・池・橋・地名の由来や、千葉笑い・雨降かっこなどの行事の起こりを集める。五十余りの短い項を古代から近世へおおむね時代の順に並べ、見出しに町名を添え、ところどころに別伝や発掘調査の結果を書き添える。