トップ埼玉県の伝承本庄市

里芋を作らぬ話(その一)

所在地埼玉県本庄市児玉町下浅見(駒形神社)
年代伝承
登場野本一族
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 中

どんな伝承か

児玉郡児玉町下浅見では、駒形神社を屋敷神として祀る野本一族が、今でも里芋を作らないという。県内には里芋を作らぬ家や村がいくつもあり、そのわけは、神が戦いの最中に芋畑で転んだ、あるいは芋の葉の先で目を突いて片目を傷つけた、などと語られている。こうした作物の禁忌の多くは「神の怪我」の伝説と結びついており、柳田国男は、祭りの際に神の名代として選ばれた一年神主などが一眼一脚にされた古い風習の名残りではないかと推測している。

原典より

駒形神社を屋敷神として祀る野本一族では、今でも里芋を作りません。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説))

韮塚一三郎『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』(歴史伝説の巻)を全608話・伝説(土地別の異伝)単位で収録(<解説>・[参考]・和歌・注は本文に内包)。埼玉県下の歴史伝説(塚・城址・古戦場・武将〈新田義貞・畠山重忠・太田道灌ら〉・史跡・寺社縁起等)を、所在地(市町村・字・社寺)と出典(新編武蔵風土記稿・各市町村史等)を付して体系的に集成した中巻。

種別から探す

里芋の禁忌駒形神社屋敷神一年神主

本庄市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』の伝承