椀売りの子と雉子の歌
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どんな伝承か
小値賀の島で聴いた伝説。昔この島は東西に分かれ、間は牛が渡るほど浅く「牛の渡り」と呼ぶ。前の浜の住民がここに潮止めを築いて田にしようとしたが、堤が何度も崩れた。そこへ紀州の椀売りが来て、人柱を立てるより他はないと言い、肩に伏せ継ぎの布を当てた者を人柱にせよと教えた。調べると、当の椀売り自身の着物だけが伏せ継ぎをしていた。この男を人柱に立てると堤は固まった。翌年、椀売りの息子が父を尋ねて紀州から来て話を聞き嘆き、「雉子も啼かずは打たれまいものを」という歌を詠んで去ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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小値賀町の伝承
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