トップ長崎県の伝承小値賀町

椀売りの子と雉子の歌

所在地長崎県小値賀町
年代不明(口碑)
登場人柱にされた椀売りの息子
出典定本柳田国男集 第1巻
広告枠(AdSense)

どんな伝承か

小値賀の島で聴いた伝説。昔この島は東西に分かれ、間は牛が渡るほど浅く「牛の渡り」と呼ぶ。前の浜の住民がここに潮止めを築いて田にしようとしたが、堤が何度も崩れた。そこへ紀州の椀売りが来て、人柱を立てるより他はないと言い、肩に伏せ継ぎの布を当てた者を人柱にせよと教えた。調べると、当の椀売り自身の着物だけが伏せ継ぎをしていた。この男を人柱に立てると堤は固まった。翌年、椀売りの息子が父を尋ねて紀州から来て話を聞き嘆き、「雉子も啼かずは打たれまいものを」という歌を詠んで去ったという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

種別から探す

人柱哀話

小値賀町の伝承

広告枠(AdSense)

同じ種別の伝承

同じ文献『定本柳田国男集 第1巻』の伝承