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瓶で祀られる小蛇トンベガミ

所在地徳島県三好郡
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典徳島の研究 第6巻 (方言・民俗篇)

どんな伝承か

阿波の憑きもののうち、蛇の霊とされるトンベガミ(トウビョウ)の話は、県内では三好郡でしか聞かれないという。中国地方から伊予や讃岐を経て、隣り合う三好郡へ伝わったものと考えられている。正体は十六、七センチほどの小さな蛇で、体じゅうに錦のような美しい模様があり、頭には黄色い輪がついているとされる。トンベガミ持と呼ばれる家では、小さな瓶や一升徳利に入れて白米や飯を与え、村祭りの日には甘酒を供える。家の者はこれを深く敬うので、飼うというより祀るといったほうが近いという。三好郡では、たいていの村にこうした家が二、三軒はあるといわれていた。

原典より

それは小さい瓶または一升徳利などの中で、普通白米あるいは米の飯などで飼われているが、村の祭礼の時などは、甘酒はあたえることになっているという。—— 徳島の研究 第6巻 (方言・民俗篇)(徳島の研究) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

徳島の研究 第6巻 (方言・民俗篇)(徳島の研究)

『徳島の研究 第6巻 (方言・民俗篇)』は、徳島をめぐる研究叢書『徳島の研究』の方言・民俗篇の巻で、阿波の犬神を論じた一篇を収める。狸やトウビョウと並ぶ阿波の憑きものとしての犬神について、起源の伝説、正体とされる小犬や鼠、犬神筋の分布と女系の継承、憑依の動機と症状、祈祷による犬神落しを、筆者の聞き書きと室町期の下知状、郡誌や『阿波民俗』などから述べる。七節に分け、昭和期の犬神をめぐる事件と迷信打破の道で結び、末尾に参考文献の註を掲げる。

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トウビョウ蛇神憑きもの

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