トップ > 千葉県の伝承 > 栄町

膳椀を貸してくれた岩屋古墳のお椀塚

所在地千葉県印旛郡栄町龍角寺(岩屋古墳)
年代伝承
登場村人
出典房総の伝説

どんな伝承か

栄町の竜角寺と呼ばれる地域に、お椀塚とも岩屋とも呼ばれる方形の古墳があり、岩屋古墳の名で国の史跡になっている。昔、村人がこの古墳の横穴式石室の前で膳や椀を貸してほしいと頼むと、翌日には必要な数がそろえて置かれていたという。使い終えて同じ場所へ返しておくと、次の日にはどこかへ消えていた。ところが村人の中に借りた膳椀を返さない者が出て、それからは貸してもらえなくなったと伝えられる。酒々井町新堀のかんかんむろという横穴や、佐倉の下勝田から直弥へ通じる道沿いの横穴にも同じような伝説があり、後者では夜更けに米をつく音がしたともいう。

原典より

印旛郡栄町の竜角寺と呼ばれる地域には、俗にお椀塚とか岩屋といわれている方形墳があり、これは岩屋古墳の名称で国指定史跡となっている。—— 房総の伝説(平野馨) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

房総の伝説(平野馨)

『房総の伝説』は、平野馨が安房・上総・下総の旧三国、ほぼ今の千葉県に伝わる伝説を選んで編んだ資料集である。ホトトギスやワラビの由来、片葉の芦や頼朝の箸の杉、弘法の井戸、将門や八幡太郎の話、坂戸神社の人身御供、証誠寺の狸など、動植物・石・池・地名・家・祭りにまつわる伝説を市町村名を添えて記す。はしがきに示す自然伝説・歴史伝説・信仰伝説の三部に分け、解説や論評を加えずに書き連ね、似た話のある土地も併せて挙げる。

種別から探す

椀貸伝説膳椀

栄町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『房総の伝説』の伝承