たくわん物語
どんな伝承か
安房郡三芳村増間が誕生地という増間の馬鹿話は、意外に各地へ流布している。君津市の久留里方面に伝わるたくわん物語もそのひとつである。むかし、増間では食後にお茶をのむとき、熱くて飲めない場合はそのなかにたくわんを入れてさましたという。こうしたことは各地で行われていたが、ある年、増間生まれの男が婿になって婚家に到着した。そこで手足を洗うための湯が出されたが、えらく熱かったので、考えた婿は大至急たくわんを持ってきてくれと頼み、それをザブリとたらいに入れ、これでさめたといって足を洗ったという。
原典より
安房郡三芳村増間が誕生地という増間の馬鹿話は意外に各地に流布している。—— 房総の年輪 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の年輪
編『房総の年輪』を全93話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。