昼に星が現れる御射山原の檜
どんな伝承か
南佐久郡北牧村、松原湖から十四五町ほど離れた御射山原に、星見の松と呼ばれる檜の大木が立つ。八月二十七日は松原神社の明神が山遊びに出るという祭の日で、その日は昼間にもかかわらず梢に星が一つ現れると語られてきた。木は二抱え半ほどあって幹が二股に分かれており、祭の当日の正午にこれへ登り、筒を通して天の中ほどを覗くと、北西の方角に昼でも星が見えるとも伝える。
原典より
松原湖から十四五町を隔てた御射山原に、星見の松といふ檜の大木がある。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。