檜の一言で移った五葉山の領有
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どんな伝承か
五葉山は仙台藩と南部藩の中間に位置していて、どちらの領地とも区別ができなかった。ある年、両藩の殿様が徳川将軍の御前に出たとき、領内に檜材の産出する所はないかと問われた。南部侯はそのような場所はないと答え、仙台侯は自分の領内なら至る所にあると答えた。その後、仙台侯は五葉山の檜をどんどん伐採し始めた。南部側は大いに驚き、五葉山は南部領だから伐採をやめてほしいと厳重に抗議したが、仙台侯は先年の将軍の御前での答えを持ち出して、この地は仙台藩の領地であると言い返した。以後、五葉山は名実ともに仙台の御用山になったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
大船渡市史 第4巻(民俗編)――伝説(大船渡市(編)・大船渡市史・自治体史(民俗))
『大船渡市史 第4巻(民俗編)』一節所収の伝説。岩手県大船渡市の木石・山・坂洞穴塚・水部・長者旧家・社寺・地名の伝説を採録する。
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