山の上に浮かんだ輪付きの物体
どんな伝承か
昭和四十年十一月二十一日朝、岩手県大船渡市で奇妙な物体の目撃事件が起こり、当地の各紙と岩手放送が報じた。岩手県気仙郡三陸村吉浜字中井に住む教員の柏崎春男さん(四十四歳)が、自宅から盛小学校へ通勤する途中、立根町小学校付近の国道で、助手席に乗っていた二男の敏美君(九歳)が「父ちゃん、光るものが見える」と言うので、指さす方向を見ると山の上に奇妙な物体があった。物体は黄色で特に後部が光っており、楕円型だがその周囲に輪があるように見えたという。大きさは推測で約一・五メートル。午前八時十三分の発見から約二分ほどして、色が白色になって消えた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。