青柳浦の松に降った大星
どんな伝承か
下松市の妙見社に伝わる話である。敏達天皇七年九月十二日の夜、青柳浦の古河土手に立つ松へ大きな星が降り、七日七晩にわたって輝き続けた。星は我が霊をこの地に鎮めよと告げたため、人々は堂宇を建てて金輪社と称した。この出来事にちなみ、青柳浦は降松の里と改められたと伝えられている。
原典より
敏達天皇の七年九月十二日の夜、青柳浦古河土手の松に、大星降り、七晝夜輝き、「吾が靈をこの地に鎮座せよ」と神託があつた。—— 日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年))
『日本伝説名彙』は、柳田國男の指導のもとに日本放送協会が昭和二十四年に編んだ伝説の名彙である。全国の伝説を、その拠り所となる木・石・岩・橋・清水・淵・塚・坂・屋敷・地蔵などの地物の名ごとに集め、伝わる県郡村名を付して、郡誌・市町村誌や伝説集、民間伝承誌などの出典を括弧で示す。冒頭に柳田の「傳説のこと」を置き、木・石岩・水・塚・坂峠・祠堂の部に分けて、巻末に資料の解説と種類別索引を付す。