麻疹流行のとき幼児の衣を石像に着せ
どんな伝承か
塩谷郡矢板村のはしか地蔵。平日も子供を連れて詣る者があるが、はしかが流行するときは言うまでもなく参詣が絶えない。幼児の着物を石像に着せ、また石のかけらを持ち帰るという。子供の麻疹の平癒と守護とを地蔵に願う信仰で、『日本伝説名彙』が各地のはしか地蔵・瘧地蔵など病気治しの地蔵を並べる中に収めた一条となっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。