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尾で川を逆さに流す狸を撃った喜五郎

所在地高知県安芸郡北川村大字菅ノ上
年代伝承(口承)
登場森喜五郎、狸を撃った猟師
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

明治の初めごろ、菅ノ上の森喜五郎が野根での猟を終えて帰る途中、やはず谷の四八瀬を渡っていると、川の水が逆さに流れている。自分は下流へ向かっているのにおかしいと、一服つけて考えていると、狸が川の中の石の上に立ち、尾で水を逆向きにかくように振っているのが見えた。それで水が逆さに流れていたのである。喜五郎がこの狸めと思って撃つと、水はまたまともに流れ出したという。

原典より

手平の短歌の先生とこへ行ったとき遅なってしもうてのう、先生に送ってもろうたんやが、あっこらさぶしいとこでのう、ドブのはたにお地蔵さんがあったんえ、そのお地蔵さんの一寸向うにうどんて書いた赤いちょうちんがつっちゃあって、そ…—— 現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1995年(平成7年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1995年(平成7年))

『現代民話考 11 狸・むじな』は、松谷みよ子が一九九五年(平成七年)に編んだ現代民話の資料集である。明治から現代までに各地で語られた狸・むじなの話を、聞き書き、読者の回答、郷土誌や民話集、新聞記事から集める。狸火、腹つづみ、音まね、いたずら、化かし、たたり、人助け、戦争にいった狸、今の暮しなど十二の部に分け、話例ごとに本文と類話の「分布」を添え、巻頭に序文と前文、巻末にあとがきを置く。

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