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指籠に入れられた猟師十衛門

所在地福島県郡山市守山町
年代宝永7年(1710)
登場猟師十衛門、与五衛門、十衛門の母を引き取った金沢村の者
出典疫病と狐憑き-近世庶民の医療事情

どんな伝承か

宝永七年、守山町の猟師・十衛門が乱心して徘徊した。藩は十衛門を指籠に入れるよう申し付け、鉄砲は上納させた。指籠とは木造の座敷牢である。同年六月、親類と組合が差し出した御受一札には、この処置についてどこへも遺恨がましい所存は毛頭ないこと、母は同居してはならぬと命じられたので金沢村の与五衛門方へ引き取ること、今後は兄弟も母も十衛門の家へ決して出入りせず、対面したいときは町御役所へ願い出て差図を受けることが記され、母は爪印を、与五衛門ら三名は印を押している。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

疫病と狐憑き-近世庶民の医療事情(昼田源四郎・1985年(昭和60年))

『疫病と狐憑き-近世庶民の医療事情』は、精神科医の昼田源四郎が昭和六十年に著した、江戸時代の村の医療を描く本である。奥州守山領(現・福島県郡山市の一部)の『御用留帳』を主な史料に、村人の暮らし、医師と医道修行、疫病と祈禱、湯治、乱心と狐憑き、受刑者の治療、行倒れの継ぎ送り、間引きと養育手当などを、書き下した原文を引いて跡づける。序と凡例、全八章、あとがき、注、索引からなり、発行所はみすず書房である。

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乱心猟師徘徊近世座敷牢

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