鬼古賀
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どんな伝承か
明治の初めごろ、旅の鍼打ちが大川市鬼古賀のお宮に泊まった。鍼の手入れにと太い鍼を磨き、「いっぽん」と声をあげて床板に突き立てると、宮が地震のように揺れた。面白がって二本、三本と突き立てるたびに宮が揺れ、十本すべて刺すと宮はどさりと倒れて消えた。見れば古狸が金玉に鍼を十本打ち込まれて苦しみ死にかけていた。狸が金玉を広げて宮に化け、入り込む者を食っていたのだ。鬼古賀には狐狸が多く、幾人も食い殺されたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代)
松谷みよ子『現代民話考 11 狸・むじな』を小話単位で全376話収録。狸・むじなにまつわる現代の民話・怪異譚(化かし・化け)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明372話・市区町村判明317話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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大川市の伝承
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