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焚き木で正体を暴かれた大貉

所在地山形県新庄市大字萩野
年代現代
登場安食フジ
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

山形県新庄市萩野での話。語り手の祖父がまだ若かった頃、養蚕が盛んで蚕に食わせる桑の木がよく盗まれた。祖父は茅で葺いた掘立小屋に留守番に行き、とうもろこしを炙って食べていた。そこへ器量のよい女が来て、川に落ちてびしょ濡れになったから火に当たらせてほしいという。火を焚いてやると女はぴたりと座り、尻をまくって火に当たりはじめた。妙だと思って見ていると、藁を燃やした時に籾がはぜて飛び込み、その中でモグモグと籾を噛む音がした。焚き木の尻を突き込むと一匹は逃げ、一匹は死んでおり、大きな貉であったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代)

松谷みよ子『現代民話考 11 狸・むじな』を小話単位で全376話収録。狸・むじなにまつわる現代の民話・怪異譚(化かし・化け)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明372話・市区町村判明317話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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