昭和五八年七月、アマチュア劇団の仲間一〇人程で、鎌倉
どんな伝承か
昭和五十八年七月、アマチュア劇団の仲間十人ほどで鎌倉へ遊びに行った。長谷から鎌倉へ歩く途中、目の前に数羽のカラスが舞い降りてきた。同行していた当時十五歳のI君が突然「このカラスはだめだ」などと訳のわからないことを叫んだため、面白がった仲間の一人がそのカラスをカメラで撮影した。現像してみると、カラスの後ろに写った山肌の草の中に、人の顔のような影が写り込んでいた。このI君は霊感が強いらしく、今でも不思議な体験をよくするという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))
松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。