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カラスの背後の山肌に写った顔

所在地神奈川県鎌倉市
年代昭和五八年
登場河西美仁
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

昭和五十八年七月、アマチュア劇団の仲間十人ほどで鎌倉へ遊びに行った。長谷から鎌倉へ歩く途中、目の前に数羽のカラスが舞い降りてきた。同行していた当時十五歳のI君が突然「このカラスはだめだ」などと訳のわからないことを叫んだため、面白がった仲間の一人がそのカラスをカメラで撮影した。現像してみると、カラスの後ろに写った山肌の草の中に、人の顔のような影が写り込んでいた。このI君は霊感が強いらしく、今でも不思議な体験をよくするという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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