それはね、四谷に、けんちゃんていうの、ほんとうの名前
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どんな伝承か
東京都新宿区四谷での話。「けんちゃん」と呼ばれる家があり、その老女の話である。秋の夕方、水を汲む裏に井戸があった。釣瓶井戸で、手で釣るものである。そこに毎日むじなが出たという。老女が、きょうもまた来ていると見ていると、むじなは入道の形になっている。そこで老女がむじなに「もっと大きくなれ、もっと大きくなれ」と言うと、どんどん大きくなり、表へ出るほど大きくなって、そのまま消えてしまったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・1980年代)
松谷みよ子『現代民話考 9 (木霊・蛇)』を小話単位で全406話収録。木霊(木の精・祟る木)や蛇にまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明402話・市区町村判明344話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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