トップ千葉県の伝承白子町

1. 一ノ荘

所在地千葉県長生郡白子町
登場堀田侯、酒井履信、弓削鳴岳、太田錦域、海岸巡視で一ノ荘の区域を下問した大名、関北高根の儒者・下問に即答した人物(名は兵三郎)、履信の師・長柄郡中原の儒者、江戸での履信の師
出典白子町史

どんな伝承か

白子町はかつて上総国一ノ荘(一ノ宮荘、一ノ庄、市ノ庄とも書く)に属していたが、その区域を明らかにすることは難しかったという。天保年間、海岸を巡視していた堀田侯が一宮玉前神社の神官や老臣たちに一ノ荘の範囲を尋ねたが、誰も答えられず困り果てた。そこへ関北高根の儒者酒井履信が進み出て、「南は夷隅川から北は山辺郡の境まで、西は茂原村より東の地域を一ノ荘という。その証拠に、この一帯の村々では毎年八月十三日を同じ祭日としている」と即答し、堀田侯はたいへん満足したと伝わる。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

白子町史(明治期以降(地名・地勢の記述から推定))

本書『白子町史』は千葉県白子町の地方史を記録した文献である。町内の地名由来、歴史的事件、民間伝説を系統的に記述しており、地名の起源についての歴史的・伝説的背景を網羅している。上総国一ノ荘という古い行政区画の時代から明治期の地租改正に至るまで、町の発展過程を追跡している。聖徳太子時代や源頼朝時代に遡る伝説から、江戸時代の検地や新川開鑿などの実質的な歴史記録まで、多様な時間層の記述が特徴である。

種別から探す

俚説

白子町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『白子町史』の伝承