4. 頼朝伝説のある地名
どんな伝承か
白子町内には源頼朝にまつわる地名がいくつも残る。石橋山の戦いに敗れ安房から上総へ逃れた頼朝は、中里上の台で馬が倒れたため駒止の橋と呼ばれる場所を通り、その北方で夜が明けたことから明石原の名がついた。御殿山に居所を置き、北高根八幡社を建立して戦勝祈願をしたのち出立したことから高根村の名が起こったと伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
白子町史(明治期以降(地名・地勢の記述から推定))
本書『白子町史』は千葉県白子町の地方史を記録した文献である。町内の地名由来、歴史的事件、民間伝説を系統的に記述しており、地名の起源についての歴史的・伝説的背景を網羅している。上総国一ノ荘という古い行政区画の時代から明治期の地租改正に至るまで、町の発展過程を追跡している。聖徳太子時代や源頼朝時代に遡る伝説から、江戸時代の検地や新川開鑿などの実質的な歴史記録まで、多様な時間層の記述が特徴である。