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正月に厩を払う猿屋町の猿曳き

所在地静岡県静岡市葵区
年代正月
登場城代加番衆
出典福井縣鄕土誌 民間傳承篇

どんな伝承か

「駿河国雑誌」巻一五・上によると、駿河の猿屋町から正月に猿曳きが出てきて、これを猿廻しといっている。御城代をはじめ加番衆のもとで、小屋厩払いと称して猿を舞わせる。三絃の類は鳴らさず、叩いて拍子を合わせるだけである。家のあるじは酒一升三百三十三文、米二升、紙一帖を初穂として与えると見えている。猿屋一類の者が諸国を流浪して歩き、定着した所が地名となって残っている例が多く、その著しい例として挙げられている。

原典より

御城代始め加番衆、小屋厩拂と稱して猿を舞はせる。—— 福井縣鄕土誌 民間傳承篇(中塩清之助(編)・福井縣鄕土誌・1939年(昭和14年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

福井縣鄕土誌 民間傳承篇(中塩清之助(編)・福井縣鄕土誌・1939年(昭和14年))

『福井縣鄕土誌 民間傳承篇』は、福井市立実科高等女学校の郷土誌第二輯として教諭中塩清之助が編み、昭和十四年二月付の学校長金岡正孝の序を巻頭に置く。丹生郡の名、哭女、越前萬歳、仏の舞、幸若舞、猫塚、隠れ里、子育て幽霊、愛発の関、弁慶譚、八百比丘尼、水の神女譚を、古文献や他地方の類例と照らして論じる。生徒が集めた県下の昔話は類話をA・Bなどに分けて並べて解説を付し、校正者大村四朗の跋を添える。

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