息を止めて三度投げるじゅんてん観音
どんな伝承か
栄町内山の曹源寺の境内参道に、じゅんてん観音と呼ばれる石像が立っている。じゅんてんは准胝のことで、「じゅんてい」がなまった呼び名であろうという。像の高さは八〇糎、台石は一〇〇糎あるが、風化が激しく、いつ建てられたものかを読み取ることができない。この観音の像に向かい、息をしないまま、手で投げあげるような仕草を三度続けてすると、字がうまくなるといわれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
豊明市史 資料編 5 (民俗編)(豊明市史)
『豊明市史 資料編 5 (民俗編)』は、豊明市の市史の資料編のうち、民俗編の第一節「伝説」を抜き出したものである。栄町・沓掛町・大久伝町・新田町などに残る塚・地蔵・観音・清水・古木にまつわる言い伝えを、所在地や大きさ、ご利益とともに記し、旧鎌倉街道沿いの十三塚と狐、二村山の身替わり地蔵、織田信長にちなむ鷺の森などを含む。じゅんてん観音から市場地蔵まで二十一の項目に小見出しを立てる。