トップ > 長野県の伝承 > 塩尻市

侍に斬られた洗馬宿の言成地蔵

所在地長野県塩尻市大字宗賀(言成地蔵)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典長野県史 民俗編 第3巻 3 (中信地方 ことばと伝承)

どんな伝承か

洗馬宿の最も木曽寄りに言成地蔵の堂があり、村人はゆうなり地蔵と呼ぶ。中山道を木曽側から宿へ入る所にあるこの地蔵の前では、馬上の人も降りて通る決まりだった。ある日、馬子の制止を聞かずに馬で進んだ侍が地蔵の前で落馬し、怒って地蔵に斬りつけた。その晩、地蔵は新福寺の和尚の夢に現れ、傷が痛むので布で巻いてほしいと頼んだ。今も地蔵は袈裟で巻かれ、それを見た者は目がつぶれるという。斬った侍は病で死んだ。願えば必ずかなえてくれる地蔵として、近くの村々からも人が訪れるという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

長野県史 民俗編 第3巻 3 (中信地方 ことばと伝承)(長野県史)

『長野県史 民俗編 第3巻(三) 中信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち中信地方の巻から、伝説の章を抜き出したものである。木・石・水・塚・坂と道・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌などに分けて、松本・塩尻・安曇野・大町・北安曇・木曽に伝わる言い伝えを短い条で並べる。抜き出しの際に多くの条から採集地の表示が落ちており、土地の名が本文に書かれない条も少なくない。

種別から探す

下馬祟り夢告願掛け

塩尻市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『長野県史 民俗編 第3巻 3 (中信地方 ことばと伝承)』の伝承