武田勢を阻んだ小田井城の落城
どんな伝承か
小田井城は小田井又六・又七の兄弟が居城とした城で、深い自然の谷を堀としてめぐらせた堅固な構えだったという。天文の頃、甲斐の武田晴信が佐久へ攻め込んで城を次々に落としたが、小田井城だけはどうしても落ちなかった。晴信は天文十三年十二月十五日、甲斐の大軍を率いて再び攻め寄せ、ようやく攻略したと伝えられる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
長野県史 民俗編 第1巻 3 (東信地方 ことばと伝承)(長野県史)
『長野県史 民俗編 第1巻(三)東信地方 ことばと伝承』は、長野県史の民俗編のうち東信地方の伝説と世間話を抜き出したものである。植物・石・水・塚・坂と峠・山・城と屋敷・田と原・地蔵や観音・社寺・地名・禁忌などの伝えを、条ごとに採集地を添えて収める。双子池や白駒の池の主、望月の駒、甲賀三郎、ごまを作らない村々の禁忌、京の岩・宮下・菱野村の七不思議など、佐久・小県の土地の伝えが並ぶ。