殿様が休んだ鹿籠の御殿場
どんな伝承か
鹿籠の旧大町新町街道の脇に、御殿場と呼ばれる十数坪の平地がある。昔、殿様がこの地方を見回った際、槍平の見分を終えてから同地の庄屋が左右村へ案内した。左右村の庄屋は村境まで出迎えて書類などを残らず引き継ぎ、その間、殿様はこの平地で休まれたと言い伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
八坂村誌 民俗編・民俗編資料
『八坂村誌 民俗編・民俗編資料』の口頭伝承の節から、伝説と昔話を抜き出したものである。長野県大町市八坂(旧北安曇郡八坂村)の大姥山と鷹狩山の山姥・金時の伝え、池の主と大蛇、城跡と長者屋敷、狐・狸・むじな・山犬・天狗・河童の話、社寺の由来、雨乞いの伝えなどを、集落ごとの聞き書きで収める。犀川の谷あいの山村に残る、山と獣と水にまつわる話が中心である。