人魂の新古
どんな伝承か
今野圓輔『日本怪談集』によれば、人魂には義理堅い性質のものがあるとされ、その後を追うと何軒もの家をまわって暇乞いをしていたという報告がある。斎藤源三郎氏によると、千葉県印旛郡川上村では、縁の深い家の雨戸に強く当たって音を立てるが、その音は特に縁の深い家族にしか聞こえないとされた。同村ではタマセと呼ばれる黄色い光の球が長い尾を引いて飛び、斎藤氏自身も少年の頃に三度見たと伝えられている。
原典より
人魂のなかには、こまめなというか、義理堅いというか、あるいは社交的なモノがあるらしく、その後を追いかけて歩いたら、何軒もまわって暇乞いをしているのを確認したといった報告も少なくない。—— 日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。