トップ > 香川県の伝承 > 坂出市

ナオスジをつぶしたポンプ場の宿直の怪

所在地香川県坂出市川津町連尺
年代昭和一四年
登場報告者・坂出市会事務局長
出典日本怪談集 幽霊篇

どんな伝承か

讃岐には昔からナオスジ(ナワスジ)と呼ぶ、悪魔や化け物が通るとされる細く長い一本道がある。昭和一四年の梅雨のころ、坂出市の水源地は川津町の連尺にあり、そのポンプ場はこのナオスジ道の一部をつぶして造られていた。初宿直の若手Kは真夜中三時ごろ、真黒い顔で真赤な口の化け物のようなものに胸を締めつけられ、外では正体不明の集団が走り去る音を聞いた。五人の職員が交代で同じ目に遭って宿直返上を申し出、市が神棚を設けて神主に清め祓いをさせると怪異はやんだという。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・1969年(昭和44年))

『日本怪談集 幽霊篇』は、今野圓輔が昭和四十四年に編んだ幽霊体験談の集成である。新聞・雑誌・単行本や民俗の報告、編者自身の採集から、影や物音、人魂、生霊、死の知らせ、皿屋敷、戦死者の霊、船幽霊、タクシーに乗る幽霊など、日本各地の人びとが見聞きした怪異を、作家の創作を除き原文を尊重して再録する。十章に分けて各章の頭に編者の解説と注を置き、巻末に産女や子育て幽霊を論じた「幽霊外伝」と木原浩勝の解説を付す。

種別から探す

日本怪談集すがたなきマボロシ宿直お祓い

坂出市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『日本怪談集 幽霊篇』の伝承