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洞ヶ峠の竹やぶで消える白い着物の女

所在地京都府八幡市(洞ヶ峠)
登場寺本、日本タクシーの運転手
出典日本怪談集 幽霊篇

どんな伝承か

京都と大阪の府境で、枚方バイパスが洞ヶ峠を越え、こんもりした竹やぶを突っ切るあたりに幽霊が出るという。三年前の夏、大阪から京都へ戻るタクシーが竹やぶの近くで手を上げる白い着物の女を乗せた。しばらく走ると車内がなんとなく冷え、振り返ると女の姿は無く、座っていたあたりの座席が濡れていた。髪を振り乱した女を乗せて消えられた運転手もおり、自家用車にも現れ、男の客や親子連れの女になることもあったという。噂は枚方の町でふくらみ、日本タクシーの寺本運転手は確かめに行ったが何も出なかった。運転手が発狂して入院したという記事まで出たが、会社は否定している。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・1969年(昭和44年))

『日本怪談集 幽霊篇』は、今野圓輔が昭和四十四年に編んだ幽霊体験談の集成である。新聞・雑誌・単行本や民俗の報告、編者自身の採集から、影や物音、人魂、生霊、死の知らせ、皿屋敷、戦死者の霊、船幽霊、タクシーに乗る幽霊など、日本各地の人びとが見聞きした怪異を、作家の創作を除き原文を尊重して再録する。十章に分けて各章の頭に編者の解説と注を置き、巻末に産女や子育て幽霊を論じた「幽霊外伝」と木原浩勝の解説を付す。

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