人間らしい生き方を求めて
どんな伝承か
鶴田照子は、人間は本来弱い存在で、絶対的な神に願う純粋な行為は否定されるべきでないと説く。霊照会には深刻な霊的障害に悩む真剣な人々が入会し、彼女は委ねられた霊能を尽くして一人でも多くに奇跡を体験させ、神への信頼の第一歩としてほしいと願う。「苦労なく生きてきた」「普通の主婦」と見られるのが嬉しいのは、忍従の苦労が影を残さず、自分に打ち勝てた証と第三者に認められたからだという。神は完全無欠を求めず、泣き怒り笑う人間らしい生き方の中に光るものを見出してほしいのだと述べ、日常の悩みの中にこそ修行があると説く。
原典より
さて、冒頭で私への第一印象として「何の苦労もなく生きてきた」とか「どこにでもいる普通の主婦」といった見られ方をたびたびされた事を申し上げました。—— 日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の霊能者(前田博(編)・日本の霊能者)
『日本の霊能者』は、前田博が編んだ霊能者たちの寄稿集である。広瀬謙次郎の霊夢による予言、慈雲の神々の集会、佐藤妙栄の因縁解脱、松原照子の大予言、永田光麗の十言神呪、久遠あやの神々の警告、宮下文智の神霊治療、鶴田照子の鎮魂など、霊能者たちが自らの霊的体験や修行、予言を語った文章を収める。各寄稿の後に編者による人物紹介を付し、その間に編者の随想「霊能者のひとりごと」と、田口日勝へのインタヴューを挟む。