油揚げを拒んだ女とムジナのたたり
どんな伝承か
昭和二十年ころ、名取市高館の川上部落にある観音堂で、近所のお内儀たちが集まってお講を営んでいた。そのとき、堂内の片隅にあった破れ穴からムジナが一匹出てきた。お内儀たちは油揚げを食べさせてやろうとしたが、そのうちの一人が強く反対して与えなかった。ところが、その婦人は帰宅してから病気になり、とうとう死んでしまったという。土地ではムジナのたたりだと語り伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
宮城県史 民俗編(宮城県史シリーズ・昭和中期(推定1960-1970年代))
宮城の民間信仰と禁忌(宮城県史民俗編)/禁忌を破る祟りと火玉/河童・狐狸の怪/年中行事と俗信/地域の幽霊・妖怪伝承